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第7章 北川 樹
祝い、と称してビールも買い込み、家に帰ってすき焼きの準備を少し手伝い、箸休め兼アテにかまぼことオクラの山葵醬油和えと、青梗菜のおひたし、自分の好きなキュウリと搾菜のごま油和えも作った。
「へぇ、樹くん料理すんの、スゴイな」
お父さんが興味津々で俺の手元を覗き込む。
「樹さんは、イタリアンも得意なのよ?ココに引っ越して来た時も、会社の人呼んでホームパーティーしたんだから。ピザなんか生地から作って本格的なのよ。すっごい好評だったの!」
何故か遙が自慢気に小鼻を膨らませる。お父さんもお母さんも驚いてヘェ〜、と感心された。俺は苦笑して、
「独り暮らし長いんでね、簡単なモンしか作れませんけど。」
と小鉢を並べた。
「美味そうだなぁ! さ、樹くん、呑もう!」
「ごめんな、遙」
ビール買いながら内心やった!と思ってたけど、一応断る。ポーズだけ。
「今日くらいはね、許してあげる。」
遙の許可も貰って、お父さんと乾杯。
お父さんもお母さんも、俺のアテの和え物を美味いと食べ、お母さんには作り方を聞かれて。
もちろんすき焼きはめちゃくちゃ美味かった。
「へぇ、樹くん料理すんの、スゴイな」
お父さんが興味津々で俺の手元を覗き込む。
「樹さんは、イタリアンも得意なのよ?ココに引っ越して来た時も、会社の人呼んでホームパーティーしたんだから。ピザなんか生地から作って本格的なのよ。すっごい好評だったの!」
何故か遙が自慢気に小鼻を膨らませる。お父さんもお母さんも驚いてヘェ〜、と感心された。俺は苦笑して、
「独り暮らし長いんでね、簡単なモンしか作れませんけど。」
と小鉢を並べた。
「美味そうだなぁ! さ、樹くん、呑もう!」
「ごめんな、遙」
ビール買いながら内心やった!と思ってたけど、一応断る。ポーズだけ。
「今日くらいはね、許してあげる。」
遙の許可も貰って、お父さんと乾杯。
お父さんもお母さんも、俺のアテの和え物を美味いと食べ、お母さんには作り方を聞かれて。
もちろんすき焼きはめちゃくちゃ美味かった。