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第8章 芳川 翠

玄くんの息が、どんどん荒くなって、口の中のモノもどんどん硬く大きくなって…より咥えにくくなって。

「あっ…、ちょ、も….みどりッ…ダメ、イッちゃ…」

玄くんの太ももにぐっと力がこもって。
イッて！って思ったものの、さすがに、口の中に出されたらどうしていいかわかんない…と思って、ちゅぽん！と吐き出したら…
玄くんが、手で握ってしゅっしゅっ、と何度か動かした。

ピュッ…

と打ち上げ花火みたいに吹き上がった白い粘液が、玄くんの顔にもちょっとついたけど、大部分が太ももの付け根あたりに着地して、どろり、とお湯の中に流れた。

荒い息を整えながら、私の髪をくしゃ…と撫でてくれる。

「…すげぇわ…気持ちよかった…ほんと初めてなの…上手すぎんだろ…」

「ほんと…?」

ずる、と崩れるようにお湯に入った玄くんが、ふぅーとひとつ息を吐いたのもつかの間、ふわふわ漂う卵の白身みたいな体液(お湯で固まるのね…)を、うわ、ネバネバする…と手桶で必死に掬い出してて、なんか、おかしくなって笑っちゃった。