この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
some more storys
第8章 芳川 翠
「俺なんか変なこと言った?」
「うぅん。私も寝顔見るの幸せだなぁって思ったから、ちょっとおかしかっただけ。」
「ならいいか…おはよ、翠。誕生日おめでとう。」
「ありがと。」
「翠に、似合うと思って買ったんだけど…」
玄くんが、ベッドサイドに置いてた黒いケースを開けて見せてくれた。中には、ゴールドの細い指輪がひとつ。
リング部分は細くて華奢だけど、5ミリくらいの丸い石が一粒ついてて。
「3月の誕生石だって…可愛いだろ?」
3月の誕生石は…アクアマリン。
ゴールドの縁に嵌った透明な水色の石がすごく涼しげで。細い縁はよ〜く見ると細かい粒がたくさん連なったようなデザインで。すごい可愛いし、洋服も選ばなそう…
「あの、でも、私…クリスマスもダイヤ貰ったし…昨日の夕飯もご馳走して貰ったし、貰いすぎじゃない…?」
「うぅん。私も寝顔見るの幸せだなぁって思ったから、ちょっとおかしかっただけ。」
「ならいいか…おはよ、翠。誕生日おめでとう。」
「ありがと。」
「翠に、似合うと思って買ったんだけど…」
玄くんが、ベッドサイドに置いてた黒いケースを開けて見せてくれた。中には、ゴールドの細い指輪がひとつ。
リング部分は細くて華奢だけど、5ミリくらいの丸い石が一粒ついてて。
「3月の誕生石だって…可愛いだろ?」
3月の誕生石は…アクアマリン。
ゴールドの縁に嵌った透明な水色の石がすごく涼しげで。細い縁はよ〜く見ると細かい粒がたくさん連なったようなデザインで。すごい可愛いし、洋服も選ばなそう…
「あの、でも、私…クリスマスもダイヤ貰ったし…昨日の夕飯もご馳走して貰ったし、貰いすぎじゃない…?」