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第9章 巽 圭吾
部屋で、理恵ちゃんに、そんな取り留めのない思い出話しを聞いてもらう。

理恵ちゃんはうん、うん、とただ聞いてくれた。

「19年、って、長いよね…うちで飼ってた猫は、7〜8年だったのかしら…姉が友達のうちで貰ってきたから…けど、外に出た時に、車に轢かれてしまって…それでも悲しくて、失くす時の切なさはもう嫌だ、って思って、それ以来飼ってないの。だから、圭吾くんのとこで、コタちゃんに会えるの楽しみだったんだ…」

「…うん。ペットロス…ってヤツなんだろうな…」

「ペットって言うけど、私は家族だと思う…」

「…うん…ありがとう…」

理恵ちゃんが、コツンと頭を預けてくれるから、そのまま頭を抱き寄せた。
深く息を吸い込むと、甘いシャンプーの香りが鼻腔に広がる。

「…私じゃ、コタちゃんの代わりにはなれない、かな…」

「理恵ちゃんは、理恵ちゃんだよ…」

「そうじゃ、なくて…その…」

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