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第9章 巽 圭吾
「ねぇ、今は暑いから、秋になって、涼しくなったら、コタちゃんお庭に埋めてあげない?目印に、何か、木とか植えたらどうかな?」
「…うん…理恵ちゃん、一緒に選んでくれる?…これからもずっと…たまにコタのことも思い出したり、色々話せる相手に…俺の、家族に、なってくれる?」
「それを目指してる。まずは、お母さんと仲良くならなきゃね?」
「…ありがと…」
落ち込んでた気持ちが、少し軽くなって。
理恵ちゃんは、優しくて、いいコだから。きっとおかんとも上手くやってくれるんじゃないかと、思えて。
おかんと理恵ちゃんと、3人で暮らすことになったら、きっと賑やかで楽しいだろうな、なんて想像して。
コタが居なくても、大丈夫だ、と思えた。
にゃ〜ん
と、コタの鳴き声が聞こえた気がして。
ふと空を仰ぐ。
気のせい、か…
「いま、ネコの声しなかった?」
理恵ちゃんの言葉に思わず顔を見合わせる。
「…うん…理恵ちゃん、一緒に選んでくれる?…これからもずっと…たまにコタのことも思い出したり、色々話せる相手に…俺の、家族に、なってくれる?」
「それを目指してる。まずは、お母さんと仲良くならなきゃね?」
「…ありがと…」
落ち込んでた気持ちが、少し軽くなって。
理恵ちゃんは、優しくて、いいコだから。きっとおかんとも上手くやってくれるんじゃないかと、思えて。
おかんと理恵ちゃんと、3人で暮らすことになったら、きっと賑やかで楽しいだろうな、なんて想像して。
コタが居なくても、大丈夫だ、と思えた。
にゃ〜ん
と、コタの鳴き声が聞こえた気がして。
ふと空を仰ぐ。
気のせい、か…
「いま、ネコの声しなかった?」
理恵ちゃんの言葉に思わず顔を見合わせる。