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第12章 幕間…SS集…②
会社から帰って、夕飯の支度。
夕飯はソース焼きそば。屋台のと違って玉ねぎとキャベツ、もやしにピーマン、野菜が多めなのは家庭ならでは。
紅生姜と青のり、粉がつおも添えるように準備。
麺を入れるのは義隆さんが帰ってきてから。
ビールは朝から冷蔵庫に冷やしてあるし、枝豆、トウモロコシも茹でる。トウモロコシは後でお醤油を垂らして炙るようにセット。
私はビールを飲まないから、義隆さんが買ってくれたアイスクラッシャーで氷を砕き、冷凍庫にセット。これに実家で貰った梅ジュースを入れたら自家製フラッペの完成。

義隆さんが帰ってきたから、焼きそばを完成させて、同時進行でトウモロコシも炙る。義隆さんが部屋着に着替えて出てきたから、盛り付けとベランダへの配膳を義隆さんにお願いして、私は一旦部屋に下がった。食器は屋台っぽく、紙皿に割り箸。ビールも缶のまま。義隆さんは、「お祭りみたいだね」と苦笑しながら、でもまだ私の意図が読めてないみたいだったけど。

ベランダには、予め、実家で使わなくなったアウトドア用のテーブルと椅子を以前貰ってきたのをセットしておいた。
お父さんが割と好きで子供の頃はよく行ったけど、大人になってからは使わなくなって、物置にしまいこんでたやつ。
古いものだけど、アウトドア用品て丈夫だから十分使える。
花火が見えるのは知らなかったけど、こういうのがあると夕涼みできると思ってたの。
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