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第12章 幕間…SS集…②
部屋で支度をしていたら、時間が来て、ドーン…という音が聞こえた。
「…花火始まったよ?今年も何とか見えてる。」
「はーい、すぐ行きます!」
ベランダで、枝豆をおつまみにビールを呑んでた義隆さんが、私の姿を見て目を丸くする。
「お祭りっぽいでしょ?」
「…浴衣、持ってたんだ…」
「…あんまり着てないけどね。久しぶりに出したわ。」
髪は時間がなかったから、クリップで纏めてるだけだけど。
団扇を片手にベランダに出て、焼きそばを2人で食べた。
枝豆とトウモロコシを食べ終えたら、ゴミを片して冷凍庫から削った氷を出して、梅ジュースを掛ける。
「デザートまであるんだ。すごい屋台メニューだけどどれも美味しかったよ。」
「よかった。」
2人で花火を見ながら甘酸っぱいフラッペを食べる。食べる間は向かい合って座ってたけど、食事を終えた後は椅子を横に並べて隣り合って花火を見た。
義隆さんが私の肩を抱き寄せて、
「終わったら、この帯私が解いてもいい?」
と、そっと耳にキスされる。
「…帯解きなんて、何だかイヤラシイわね。」
「そそる格好してくるからだよ。色っぽい。キレイだ。」
キスを交わす私たちの耳に、またひとつ、ドーン…という花火の音が響いた。
「…花火始まったよ?今年も何とか見えてる。」
「はーい、すぐ行きます!」
ベランダで、枝豆をおつまみにビールを呑んでた義隆さんが、私の姿を見て目を丸くする。
「お祭りっぽいでしょ?」
「…浴衣、持ってたんだ…」
「…あんまり着てないけどね。久しぶりに出したわ。」
髪は時間がなかったから、クリップで纏めてるだけだけど。
団扇を片手にベランダに出て、焼きそばを2人で食べた。
枝豆とトウモロコシを食べ終えたら、ゴミを片して冷凍庫から削った氷を出して、梅ジュースを掛ける。
「デザートまであるんだ。すごい屋台メニューだけどどれも美味しかったよ。」
「よかった。」
2人で花火を見ながら甘酸っぱいフラッペを食べる。食べる間は向かい合って座ってたけど、食事を終えた後は椅子を横に並べて隣り合って花火を見た。
義隆さんが私の肩を抱き寄せて、
「終わったら、この帯私が解いてもいい?」
と、そっと耳にキスされる。
「…帯解きなんて、何だかイヤラシイわね。」
「そそる格好してくるからだよ。色っぽい。キレイだ。」
キスを交わす私たちの耳に、またひとつ、ドーン…という花火の音が響いた。