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第13章 萩原 隆行
結局、個人でも買える有料席なんてとっくに売り切れてて。ま、有料席って言ったところで、どうせパイプ椅子並べてるだけだし、いくら会社の人と隣り合ってじゃなくても、そんな人がひしめき合ってるとこでプロポーズもないから、それはもう、いいや、と諦めた。

人が少なくてお金もかかない穴場は六甲山の展望台だとネットで見て。ケーブルカーで行くか最後まで悩んだけど、最終的に人が多かったらプライベートスペースを確保したいから、親父にお願いして車を借りた。

待ち合わせは夕方5時。昼間は暑いし、花火は19時半からだから、無駄にドライブってのも道が混んでて疲れるだけだ。

早く借りすぎても駐車場代がかかるから、午前中に実家に帰って昼ごはんを食べさせてもらい、余裕を持って家を出た。途中ガソリンスタンドで洗車と掃除機、給油を済ませる。洗車はコインで自動のやつだけど、水を拭き取って掃除機をかけただけで汗だくになったから、一旦ウチに帰ってシャワーを浴びて着替えた。

5時前に美佳ちゃんのウチまで迎えに行ったら、美佳ちゃんは浴衣で出てきた。

淡いグリーンに青と紫の朝顔が描かれていて、すごく可愛い。

「車で来てくれるっていうから浴衣にしたの。」

助手席に、美佳ちゃんを座らせ、一路六甲山へ。途中コンビニでホットスナックや飲み物を買った。
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