この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
some more storys
第13章 萩原 隆行
「おにぎり持って来たの。」
「おにぎり?」
「おかしいかしら。神戸の花火大会って昔は家族でよく行ったのよね。で、私お兄ちゃんがいるし、従兄弟も男の子2人だから、たくさん食べるし、屋台で夕飯済ませると高くつくじゃない。だから、花火大会って絶対お母さんがおにぎり作って持って行ってたの。で、好きなもの一品ずつくらい買ってもらう感じ。屋台の食べ物って味が濃いし、似たような感じになるから、おにぎり食べると何だか落ち着くのよね…だから今日も持って来ちゃった。」
「うぅん。屋台のじゃなくてコンビニになっちゃうけど。」
「似たようなもんよね。」
ふふ、と笑う美佳ちゃんの家庭的なエピソードにほっこりして。
やっぱり彼女しかいない、と思えた。
駐車場に車を停めて、展望台へ。
ベンチでおにぎりと唐揚げやアメリカンドックを食べた。
おにぎりは素朴で、すごく美味しかった。
「おにぎり?」
「おかしいかしら。神戸の花火大会って昔は家族でよく行ったのよね。で、私お兄ちゃんがいるし、従兄弟も男の子2人だから、たくさん食べるし、屋台で夕飯済ませると高くつくじゃない。だから、花火大会って絶対お母さんがおにぎり作って持って行ってたの。で、好きなもの一品ずつくらい買ってもらう感じ。屋台の食べ物って味が濃いし、似たような感じになるから、おにぎり食べると何だか落ち着くのよね…だから今日も持って来ちゃった。」
「うぅん。屋台のじゃなくてコンビニになっちゃうけど。」
「似たようなもんよね。」
ふふ、と笑う美佳ちゃんの家庭的なエピソードにほっこりして。
やっぱり彼女しかいない、と思えた。
駐車場に車を停めて、展望台へ。
ベンチでおにぎりと唐揚げやアメリカンドックを食べた。
おにぎりは素朴で、すごく美味しかった。