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第16章 芳川 翠 ー熱ー
そんなことを考えながら、うつらうつらしていたら、ガチャガチャ、とドアが開く音がした。
てっちゃんには合鍵を渡してあるから、迎えなくても入ってこれる。そういう私もてっちゃんの部屋の鍵を貰ってるけど。
ガサガサ、ドサ、と、続き間のDKのテーブルに何かを置くような音がして。
ほどなくてっちゃんが寝室に入ってきた。
「なんか食べた?」
私が寝てないのを確認して、顔を見るなり、開口一番に聞いてくる。
「…食欲ないから…」
「ダメだよ、食べなきゃ。おかゆ買ってきたから、温めるよ?」
そう言うと、また部屋を出て行ってしまう。
私は掛け布団を鼻の上まで引っ張り上げて、またうとうとしてしまう。
てっちゃんが運んできたトレイには、温めたおかゆとれんげ、水と風邪薬。
サイドテーブルにトレイを置いて、私を起き上がらせてくれて。その辺に引っ掛けてたカーディガンを羽織らせてくれる。
てっちゃんには合鍵を渡してあるから、迎えなくても入ってこれる。そういう私もてっちゃんの部屋の鍵を貰ってるけど。
ガサガサ、ドサ、と、続き間のDKのテーブルに何かを置くような音がして。
ほどなくてっちゃんが寝室に入ってきた。
「なんか食べた?」
私が寝てないのを確認して、顔を見るなり、開口一番に聞いてくる。
「…食欲ないから…」
「ダメだよ、食べなきゃ。おかゆ買ってきたから、温めるよ?」
そう言うと、また部屋を出て行ってしまう。
私は掛け布団を鼻の上まで引っ張り上げて、またうとうとしてしまう。
てっちゃんが運んできたトレイには、温めたおかゆとれんげ、水と風邪薬。
サイドテーブルにトレイを置いて、私を起き上がらせてくれて。その辺に引っ掛けてたカーディガンを羽織らせてくれる。