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第1章 井上 未玖
「博己さん、オトナだし。デートも誘い方もベッドの中も、全部手慣れてて。きっと、たくさん彼女が居て、私もそのうちの1人なんだろうなぁ、って思っちゃって…」
「え? ちょっと待って! 他に彼女なんて居ないって‼︎ 未玖だけだよ⁉︎」
驚いた声に、あ、言い方間違えた、と思った。
「違うの、その、同時進行じゃなく、その、私も歴代の彼女たちの延長線上に居る、通過点なんだろうなぁ、って思った、って言ったらいいかな…」
博己さんは安心したようにひとつ息を吐いた。
「あぁ、そう言うこと。…なんて言えばいいかな、まぁ、その、何だ。俺も29だしね。童貞だなんて嘘つくつもりもない。それなりに経験はありますよ。けど、今までの彼女にしても、軽く遊んできたつもりもない。そりゃ学生時代から毎回結婚意識してたなんてコトはないけどさ。25過ぎるまでは、結婚なんて考えてもなかった。
けど、ここ最近さ、ちょっとは考えてるよ。付き合うならやっぱ、長く付き合いたいし。そうなると、この先の3年とか、5年とか、中長期的なビジョンにはやっぱり結婚も含まれてる。けど、こればっかりはね、相手があるコトだから。未玖こそまだ25で、結婚なんて考えても居ないだろうって思ってたから、付き合って2ヶ月でそんなコト言われたら引くでしょ。」
「え? ちょっと待って! 他に彼女なんて居ないって‼︎ 未玖だけだよ⁉︎」
驚いた声に、あ、言い方間違えた、と思った。
「違うの、その、同時進行じゃなく、その、私も歴代の彼女たちの延長線上に居る、通過点なんだろうなぁ、って思った、って言ったらいいかな…」
博己さんは安心したようにひとつ息を吐いた。
「あぁ、そう言うこと。…なんて言えばいいかな、まぁ、その、何だ。俺も29だしね。童貞だなんて嘘つくつもりもない。それなりに経験はありますよ。けど、今までの彼女にしても、軽く遊んできたつもりもない。そりゃ学生時代から毎回結婚意識してたなんてコトはないけどさ。25過ぎるまでは、結婚なんて考えてもなかった。
けど、ここ最近さ、ちょっとは考えてるよ。付き合うならやっぱ、長く付き合いたいし。そうなると、この先の3年とか、5年とか、中長期的なビジョンにはやっぱり結婚も含まれてる。けど、こればっかりはね、相手があるコトだから。未玖こそまだ25で、結婚なんて考えても居ないだろうって思ってたから、付き合って2ヶ月でそんなコト言われたら引くでしょ。」