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第19章 幸村 美桜

「欲しいよ。けど、あんまり考えすぎずに自然に任せる感じでいいかなーとも思ってる。美桜はそうじゃないんだ？」

「結婚して、避妊しなくなったらすぐに妊娠すると思ってたのに、しないから…不妊だったらどうしよう、ってちょっと不安になってきて…」

「…大丈夫。不妊てのは、普通に夫婦生活営んで、2年以上妊娠の兆しがなければそういうらしいよ。結婚が遅ければそんな悠長なこと言ってらんないって夫婦もいるだろうけど、俺たちは違うじゃん。だから、気にすんな。…そんなに心配なら、今からする？」

晃一くんの言葉に、ドクン！と心臓が跳ね上がる。

今、から…

今日、とかじゃなくて？

「あの…お風呂、まだ準備してない…けど…」

「じゃあ、今から準備して、湯張りしてる間に1回して、終わってから一緒に風呂入る？風呂の中でしてもいいし。どうする？」

やだ、想像したらなんかドキドキしてきた…