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第20章 北川 遙

朝。
「痛ッ…ぉわッ⁉︎」
という樹さんの叫びに目を覚ますと、目を覚ました大樹が私を乗り越えて、私と樹さんの間にいる。
私だけじゃない、いつもと違う状況にテンションが上がったのか、嬉しそうな顔で樹さんの顔をぺちぺち叩いたり、鼻をぎゅーっと掴んだりしていた。
「おぃこら!離せッ!」
樹さんの声にきゃー、と奇声を上げて喜ぶ大樹。
「ったく…」
掴まれて赤くなった鼻を抑えながら、くぐもった声で呟く。
「大樹、メッ!」
手を掴んで指でトントンしながら注意すると、眉間に皺を寄せて明らかに不満な顔をする。
「ぁい!」
こんなちっちゃいのに、一丁前に口ごたえしてくるのがおかしい。
「大樹、パパいたいいたいのよ。ごめんなさいしたらパイしよっか?」
パジャマをはだけてチラつかせると、ぱい!と嬉しそうにしがみついてくる。
大樹にごめんなさいはまだ早かったみたいだ。
「痛ッ…ぉわッ⁉︎」
という樹さんの叫びに目を覚ますと、目を覚ました大樹が私を乗り越えて、私と樹さんの間にいる。
私だけじゃない、いつもと違う状況にテンションが上がったのか、嬉しそうな顔で樹さんの顔をぺちぺち叩いたり、鼻をぎゅーっと掴んだりしていた。
「おぃこら!離せッ!」
樹さんの声にきゃー、と奇声を上げて喜ぶ大樹。
「ったく…」
掴まれて赤くなった鼻を抑えながら、くぐもった声で呟く。
「大樹、メッ!」
手を掴んで指でトントンしながら注意すると、眉間に皺を寄せて明らかに不満な顔をする。
「ぁい!」
こんなちっちゃいのに、一丁前に口ごたえしてくるのがおかしい。
「大樹、パパいたいいたいのよ。ごめんなさいしたらパイしよっか?」
パジャマをはだけてチラつかせると、ぱい!と嬉しそうにしがみついてくる。
大樹にごめんなさいはまだ早かったみたいだ。

