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第21章 幸村 昌希
「電話? 誰から?」
由香がトイレから出てきたのと、俺が受話器を置くのがほぼ同時だった。
「なんか、母さんから由香宛に荷物が届いてるみたい。」
「母さん…って昌希のお母さん?」
俺が頷くと、
「昌希…何にも聞いてないの?」
俺はまた頷いた。
「ま、今から持ってきてくれるみたいだから、開けてみれば。流石に親の名前語った詐欺って事はないと思うし。」
由香はうん、と頷いた。
部屋に入って直ぐ、備え付けのポットにミネラルウォーターをぶち込んで沸かしてたから、それで備え付けのコーヒーを淹れる。
お茶受けのクッキーを食べながら2人でコーヒーを飲んでいると、
ブー、と部屋のインターホンが鳴った。
ドアに近づくと、軽いノックに続いて、お荷物です、という声も聞こえた。
ドアチェーンをかけたまま、薄く扉を開くと、ベルボーイが足元のワゴンに乗せた箱を手で示した。
ドアチェーンを外し、ベルボーイを迎える。
ワゴンに乗った箱は、高さが30センチ以上ある大きな縦長の箱だった。
由香がトイレから出てきたのと、俺が受話器を置くのがほぼ同時だった。
「なんか、母さんから由香宛に荷物が届いてるみたい。」
「母さん…って昌希のお母さん?」
俺が頷くと、
「昌希…何にも聞いてないの?」
俺はまた頷いた。
「ま、今から持ってきてくれるみたいだから、開けてみれば。流石に親の名前語った詐欺って事はないと思うし。」
由香はうん、と頷いた。
部屋に入って直ぐ、備え付けのポットにミネラルウォーターをぶち込んで沸かしてたから、それで備え付けのコーヒーを淹れる。
お茶受けのクッキーを食べながら2人でコーヒーを飲んでいると、
ブー、と部屋のインターホンが鳴った。
ドアに近づくと、軽いノックに続いて、お荷物です、という声も聞こえた。
ドアチェーンをかけたまま、薄く扉を開くと、ベルボーイが足元のワゴンに乗せた箱を手で示した。
ドアチェーンを外し、ベルボーイを迎える。
ワゴンに乗った箱は、高さが30センチ以上ある大きな縦長の箱だった。