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第22章 白河 桜子
お高くとまっている、と陰口を言われることもあったけど、それでも仲良くしてくれるコも少ないながらいて、それなりに楽しく過ごしていた。
ある日、友達に誘われて、ディスコに行って、でも門限があるから10時までには帰らなきゃ、と言ったら、ヒューッと口笛が聞こえて、
「出たッ! 門限だって‼︎ やっぱ深窓のご令嬢はチガウよなーッ!」
「えぇやん、もうちょっと! タクシーで送るから!」
「あの、本当に困るんです、叱られるので…」
「今日ぐらいダメなん?」
「飲もうや〜」
どうしよう、と友達に助けを求めようとしても、踊りに行ってしまって姿が見えない。
困って溜息をついた時、
「いいじゃない、踊りに行こう!」
1人の男性にグイッと腕を引かれ、その場からホールに連れ出された。えっ、どうしよう⁉︎ と思ったら、その人は人混みを掻き分けるようにして、ホールを抜け、エントランスまで連れてきてくれた。
ある日、友達に誘われて、ディスコに行って、でも門限があるから10時までには帰らなきゃ、と言ったら、ヒューッと口笛が聞こえて、
「出たッ! 門限だって‼︎ やっぱ深窓のご令嬢はチガウよなーッ!」
「えぇやん、もうちょっと! タクシーで送るから!」
「あの、本当に困るんです、叱られるので…」
「今日ぐらいダメなん?」
「飲もうや〜」
どうしよう、と友達に助けを求めようとしても、踊りに行ってしまって姿が見えない。
困って溜息をついた時、
「いいじゃない、踊りに行こう!」
1人の男性にグイッと腕を引かれ、その場からホールに連れ出された。えっ、どうしよう⁉︎ と思ったら、その人は人混みを掻き分けるようにして、ホールを抜け、エントランスまで連れてきてくれた。