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第22章 白河 桜子
義隆さんと、身体の関係を持つまでに、そう長い時間はかからなかった。
私は初めてだったけど、義隆さんは経験もあって、でも落ち着いてるオトナってワケでもない、そこは21歳の学生らしく、それなりに求めてきて、私はドキドキしながら、流されるように身を任せた。
義隆さんは優しくて。
好きな人に抱かれるって、すごく幸せなコトなんだ、ということを、私は初めて知った。
基本的には、義隆さんの部屋で。偶にホテルも行ったけど、ホテルは、建物への出入りとかでムダにドキドキするからあんまり好きじゃなかった。
部屋で私がご飯を作って、一緒に食べてのんびりして、その流れで…なコトが多かった。
ある日。
いつものように、そんな感じでいちゃいちゃになだれ込んで。
カーペットに座って、ベッドにもたれた状態でキスを重ね、義隆さんが慣れた手つきで私の服を脱がして。
抱き上げてベッドに腰掛けて、半分押し倒されたような体勢のまま、義隆さんがベッドの枕元からゴムの箱を手に取る。
「あれ…」
「…どしたの?」
「……まだあったと思ったんだけどな…」
困った顔で顎を捻りながら、ため息をつく。
「桜子、今日は大丈夫な日、とかじゃない?」
「…そんなの、考えたことないから知らない…」
「そうなの?女の子ならみんな把握してるモンではないのか…」
「…把握してて当然なものなのかしら…でも、よくわからない…ごめんなさい…」
私は初めてだったけど、義隆さんは経験もあって、でも落ち着いてるオトナってワケでもない、そこは21歳の学生らしく、それなりに求めてきて、私はドキドキしながら、流されるように身を任せた。
義隆さんは優しくて。
好きな人に抱かれるって、すごく幸せなコトなんだ、ということを、私は初めて知った。
基本的には、義隆さんの部屋で。偶にホテルも行ったけど、ホテルは、建物への出入りとかでムダにドキドキするからあんまり好きじゃなかった。
部屋で私がご飯を作って、一緒に食べてのんびりして、その流れで…なコトが多かった。
ある日。
いつものように、そんな感じでいちゃいちゃになだれ込んで。
カーペットに座って、ベッドにもたれた状態でキスを重ね、義隆さんが慣れた手つきで私の服を脱がして。
抱き上げてベッドに腰掛けて、半分押し倒されたような体勢のまま、義隆さんがベッドの枕元からゴムの箱を手に取る。
「あれ…」
「…どしたの?」
「……まだあったと思ったんだけどな…」
困った顔で顎を捻りながら、ため息をつく。
「桜子、今日は大丈夫な日、とかじゃない?」
「…そんなの、考えたことないから知らない…」
「そうなの?女の子ならみんな把握してるモンではないのか…」
「…把握してて当然なものなのかしら…でも、よくわからない…ごめんなさい…」