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第22章 白河 桜子
「大切にします!…今回のことは…本当に申し訳ありません。僕の、認識が甘かったとしか言えません。ですが、桜子さんとのことは、決して遊びではありません!大切にします!」
「義隆さんだけの責任じゃないわ…私も、合意の上のことだから…だから、産みたいの!お願い、お母さん!お父さん!」
「…どうしても産むというなら、この家から出て行きなさい!私たちには一切頼らないで。そんなだらしのない子、娘だなんて認めません!もう顔も見たくない!」
頭に血が昇ったお母さんは、金切り声で叫んで、部屋を出て行った。
お父さんは、
「母さんがあぁ言ってる以上、ここで粘ってもどうにもならない。君のことを認める事は出来ないが、桜子と2人できちんと家庭を営めたら子供の顔くらいは見てやってもいい。5年…いや、子供が5歳になるまで、私達に頼らずに暮らしてみなさい。ただ、桜子を泣かせるようなことがあれば…その時は黙ってはいない。ということは覚えておくように。」
「…はい。」
義隆さんは重々しく頷いた。
「桜子、お前にも一端はあることだ。だから、生活の手助けはしない。母さんも落ち着くのに時間が必要だろう。だが、泣かされるようなことがあれば、その時は父さんに連絡しなさい。わかったね。」
私もこくりと頷いた。
「では、話は終わりだ。帰りなさい。」
お父さんも、部屋を出て行って。私は、お父さんに許可を取って、部屋で当面の荷物を纏め、義隆さんと家を出た。
「義隆さんだけの責任じゃないわ…私も、合意の上のことだから…だから、産みたいの!お願い、お母さん!お父さん!」
「…どうしても産むというなら、この家から出て行きなさい!私たちには一切頼らないで。そんなだらしのない子、娘だなんて認めません!もう顔も見たくない!」
頭に血が昇ったお母さんは、金切り声で叫んで、部屋を出て行った。
お父さんは、
「母さんがあぁ言ってる以上、ここで粘ってもどうにもならない。君のことを認める事は出来ないが、桜子と2人できちんと家庭を営めたら子供の顔くらいは見てやってもいい。5年…いや、子供が5歳になるまで、私達に頼らずに暮らしてみなさい。ただ、桜子を泣かせるようなことがあれば…その時は黙ってはいない。ということは覚えておくように。」
「…はい。」
義隆さんは重々しく頷いた。
「桜子、お前にも一端はあることだ。だから、生活の手助けはしない。母さんも落ち着くのに時間が必要だろう。だが、泣かされるようなことがあれば、その時は父さんに連絡しなさい。わかったね。」
私もこくりと頷いた。
「では、話は終わりだ。帰りなさい。」
お父さんも、部屋を出て行って。私は、お父さんに許可を取って、部屋で当面の荷物を纏め、義隆さんと家を出た。