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第22章 白河 桜子
隆行が幼稚園の間は、結局仕事もせず、絶対回ってくるというPTAに参加したり、当たり障りなく過ごして。
小学校に入ったあたりから、少し自分の時間として、パートで働き始めた。
義隆さんには、自分のお小遣いくらい稼ぎたいから、というと、好きにすれば、と言われた。

義隆さんは、まだ私の事を好きでいてくれるのかしら。
隆行が生まれてから一度も求めてこないけど。
男の人ってそんなものなのかしら?と思いながら。
仕事が忙しくてそんな気にならないだけなのか、義隆さんの気持ちも私から離れているのか、それはわからなかったし、求めてきたとしても応じることは出来ないと思ったから、むしろ好都合だった。

そして、私は近所のスーパーで、レジ打ちのバイトを始める。
学生時代もアルバイトすらしたことなくて、本当に何もかもが初めて。でも、子供の頃好きだったお店やさんごっこみたいで、楽しかった。時間帯が隆行が学校に行ってる間だから、10時の開店に合わせて9時半ごろに出勤して、お昼に交替で30分の休憩を挟んで3時までのシフト。お昼どきの20分程はお弁当を買いに来る人でごった返すけど、それ以外は主婦とかお年寄りしかこない。
夕方、自分が客として夕飯前に買い物する時間帯だと、高校生のバイトが多くて、仕事帰りのおばちゃんに値引きのコトとかでクレームを言われたり、ミスや手際の悪さを指摘されたりして萎縮しちゃうコも見かけるけど、お昼間の客層は違うから、私は嫌な思いをすることもなかった。
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