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第25章 新田 誠治 ー プロポーズの後 ー
それを思うと、響子にも申し訳ないことしたな、と思う。
心の中で響子に、ごめん、と詫びた。
夕方。
俺は休みだったけど、桜子さんは仕事がある。
悩んだけど、子供には聞こえないように、桜子さんに聞いてみた。
「桜子さん、今晩…その、店が終わってから…ウチ、来ない…?」
「…遅くなるけど…いいんですか?」
「…ん、子供たちは…また実家にお願い、するから…夜、また店に行くから。」
「…新田さんが、それでいいなら…私は大丈夫、です…」
桜子さんのOKを貰って、別れてから実家に戻る。一緒に晩飯を食いながら、おかんに、もう一泊子供たちを頼む、と言うと、休みの日くらい一緒にいてやりなさいよ、と眉を顰められた。
うん、おかんの言い分も、解る。
子供たちと一緒に居てやれ、イコール、私達を休ませろ、だってことも。
「…実は、さ…再婚、したい人ができて。」
「そうなの?」
「うん。子供たちも偶に会ってて、懐いてるし。歳は俺より1コ上の、まぁ、バツイチさん、なんだけど。」
心の中で響子に、ごめん、と詫びた。
夕方。
俺は休みだったけど、桜子さんは仕事がある。
悩んだけど、子供には聞こえないように、桜子さんに聞いてみた。
「桜子さん、今晩…その、店が終わってから…ウチ、来ない…?」
「…遅くなるけど…いいんですか?」
「…ん、子供たちは…また実家にお願い、するから…夜、また店に行くから。」
「…新田さんが、それでいいなら…私は大丈夫、です…」
桜子さんのOKを貰って、別れてから実家に戻る。一緒に晩飯を食いながら、おかんに、もう一泊子供たちを頼む、と言うと、休みの日くらい一緒にいてやりなさいよ、と眉を顰められた。
うん、おかんの言い分も、解る。
子供たちと一緒に居てやれ、イコール、私達を休ませろ、だってことも。
「…実は、さ…再婚、したい人ができて。」
「そうなの?」
「うん。子供たちも偶に会ってて、懐いてるし。歳は俺より1コ上の、まぁ、バツイチさん、なんだけど。」