この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
some more storys
第25章 新田 誠治 ー プロポーズの後 ー
「十分じゃないですか?スーツだし。」

「や!でも、こんなの、会社に着ていく普段着みたいなもんだし!まぁ持ってる中で比較的新しめなのにはしたけど!」

声が上ずってるのか可笑しかったのか、桜子さんはくすくす笑いながら、

「もしかして緊張してるの?」

と聞いてきた。この家見て緊張しない男が居たらそいつもきっと坊々に違いない。俺みたいな一般庶民に緊張するなって方が無理だよ…

「大丈夫よ、お父さんは定年間際のサラリーマンだし、お母さんもフツーのおばちゃんだから。」

たぶんね、桜子さんにとってのフツーは俺のフツーと次元が違うんだと思うよ…?

震える脚を何とか動かし、玄関に上がると高そうな壺が、ピカピカに磨かれた重厚な木の台に乗ってて。

廊下もピカピカだった。

桜子さんに案内されるままに部屋に入ると、中は打って変わった洋室で。

でも猫足の家具に、ソファの座面は濃いエンジ色のビロード。よく知らないけどナントカ織っていう名前がついてるハズ、の花柄のクッションやテーブルセンターが敷いてあって。ギャップにキョロキョロしてしまう。

/728ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ