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第26章 武井 祥悟 & 沙織 ー made in kobe ー

「お色目は、どう致しますか?」
「ネイビーが好きなんですけど…」
「カラーサンプルでお顔映りを見てみましょうか?」
私を姿見の前に立たせ、いろんな色の生地を肩にかけて、顔映りを見てくれる。
「…そうですね、仰る通り、ネイビーがいちばん映えるように思われます。ツイードや柄のある生地よりは、フォーマルでも使えるように、光沢の綺麗なこちらなどいかがでしょう?」
上品なウールの生地を見せてくれて、それに合わせる裏地やスカートのスリット部分に入れて貰うプリーツの生地を選んで、私も採寸して貰う。
結局、2人のスーツをオーダーして、時間は2時間を少し回ったくらいになった。
「お疲れ様でございました。お帰りになる前に、もう一杯紅茶かコーヒーを如何ですか?」
「いいんですか?」
「どうぞ!ごゆっくりくつろいで行ってくださいませね?」
「じゃ、次はコーヒー頂く?」
「そうだね。」
「かしこまりました。どうぞ、お掛けになってお待ちくださいね?」
テーラーってあんまり来ることないから、こんなお茶のサービスってどこでもあるのかはわからないけど、色々話して確かに喉は乾いたから、とても嬉しかった。
「ネイビーが好きなんですけど…」
「カラーサンプルでお顔映りを見てみましょうか?」
私を姿見の前に立たせ、いろんな色の生地を肩にかけて、顔映りを見てくれる。
「…そうですね、仰る通り、ネイビーがいちばん映えるように思われます。ツイードや柄のある生地よりは、フォーマルでも使えるように、光沢の綺麗なこちらなどいかがでしょう?」
上品なウールの生地を見せてくれて、それに合わせる裏地やスカートのスリット部分に入れて貰うプリーツの生地を選んで、私も採寸して貰う。
結局、2人のスーツをオーダーして、時間は2時間を少し回ったくらいになった。
「お疲れ様でございました。お帰りになる前に、もう一杯紅茶かコーヒーを如何ですか?」
「いいんですか?」
「どうぞ!ごゆっくりくつろいで行ってくださいませね?」
「じゃ、次はコーヒー頂く?」
「そうだね。」
「かしこまりました。どうぞ、お掛けになってお待ちくださいね?」
テーラーってあんまり来ることないから、こんなお茶のサービスってどこでもあるのかはわからないけど、色々話して確かに喉は乾いたから、とても嬉しかった。

