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第27章 幸村 順一
そして、翌日。
バレンタイン当日。
会社に着くと、女の子たちからのチョコレートが置かれてある。ま、それは例年通り。
女の子の席を回ってありがとうと礼を言う。
最後に森崎の席に行った。
「チョコレートありがとう。」
「どういたしまして。ま、会社のバレンタインは投資ですから。お返し楽しみにしてるわ。」
「プレッシャーかけんなよ。」
笑ってカバンからお菓子の包み入りの小さな紙袋を出す。
「今日誕生日なんだろ?井上に聞いた。会社で分けるほど入ってないから夜に井上と摘んで?」
思いがけないプレゼントに、森崎は目をパチパチさせながら、
「…ありがとう…」
と言った。
「本命じゃなければ消えモノが無難、なんだろ?ちゃんと教えは守ってるよ?」
森崎はハハッと笑って。
「正解!」
と親指を立てて、もう一度、ありがとう、と呟いた。
バレンタイン当日。
会社に着くと、女の子たちからのチョコレートが置かれてある。ま、それは例年通り。
女の子の席を回ってありがとうと礼を言う。
最後に森崎の席に行った。
「チョコレートありがとう。」
「どういたしまして。ま、会社のバレンタインは投資ですから。お返し楽しみにしてるわ。」
「プレッシャーかけんなよ。」
笑ってカバンからお菓子の包み入りの小さな紙袋を出す。
「今日誕生日なんだろ?井上に聞いた。会社で分けるほど入ってないから夜に井上と摘んで?」
思いがけないプレゼントに、森崎は目をパチパチさせながら、
「…ありがとう…」
と言った。
「本命じゃなければ消えモノが無難、なんだろ?ちゃんと教えは守ってるよ?」
森崎はハハッと笑って。
「正解!」
と親指を立てて、もう一度、ありがとう、と呟いた。