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第27章 幸村 順一
飯を食い終え、会社で貰ったチョコは一応渡して、千春からもチョコをもらう。
付き合ってる時はチョコとネクタイ、とか。高いブランドのチョコボックスとか。本命って感じの貰えてたけど。結婚したらどうなるんだろう、と思ったら、高価そうなチョコレートケーキを買ってきてて。
「ケーキ、悩んだんだけどさ…」
「うん。私ももし買ってきてくれてたら被ると思ったんだけど。被ったら被ったでいいや!と思って。チョコ買って2人で食べるのも悩んだんだけど〜。せっかく同じ家に居るんだから!と思ってケーキにしちゃった。でも流石に自分でバースデーケーキ買うのはヤだから、これはバレンタインのチョコってことで。一緒に食べよ?」
「いただきます。」
濃厚なケーキを食いながら、千春が思い出したように
「あ!あっくん。幸村くんに私の誕生日の話したの?」
と聞いてくる。幸村に花あげたらって言われた、とは言いたくなくて、ちょっと誤魔化した。
「あ? あぁ、うん、言った、かな…」
「今日会社でお菓子貰ったのよ。ビックリした。」
アイツめ…ヒトのオンナにナニしてくれてんだ、と思ったら、千春が紙袋から出したのはどう見ても駄菓子の詰め合わせ。
「カワイイよねー。こういうさ、ちょっとした気遣いってのがモテる男なのよ。解る?あっくん」
付き合ってる時はチョコとネクタイ、とか。高いブランドのチョコボックスとか。本命って感じの貰えてたけど。結婚したらどうなるんだろう、と思ったら、高価そうなチョコレートケーキを買ってきてて。
「ケーキ、悩んだんだけどさ…」
「うん。私ももし買ってきてくれてたら被ると思ったんだけど。被ったら被ったでいいや!と思って。チョコ買って2人で食べるのも悩んだんだけど〜。せっかく同じ家に居るんだから!と思ってケーキにしちゃった。でも流石に自分でバースデーケーキ買うのはヤだから、これはバレンタインのチョコってことで。一緒に食べよ?」
「いただきます。」
濃厚なケーキを食いながら、千春が思い出したように
「あ!あっくん。幸村くんに私の誕生日の話したの?」
と聞いてくる。幸村に花あげたらって言われた、とは言いたくなくて、ちょっと誤魔化した。
「あ? あぁ、うん、言った、かな…」
「今日会社でお菓子貰ったのよ。ビックリした。」
アイツめ…ヒトのオンナにナニしてくれてんだ、と思ったら、千春が紙袋から出したのはどう見ても駄菓子の詰め合わせ。
「カワイイよねー。こういうさ、ちょっとした気遣いってのがモテる男なのよ。解る?あっくん」