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第28章 萩原 義隆 ー 過去編 ー

桜子と別れ。
恋愛なんてする気にもなれないし、相変わらず仕事は忙しい。
持て余した性欲は、溜まれば独りで処理するだけだ。
もう長いことずっとそうだったから、別に不便も感じなかった。
寂しい…なんて感情ももうとっくに失くして。誰かに甘えたいなんて思わなかった。ただ、結局離婚だけは免れたものの、奥さんとは家庭内別居状態、という本田に、そういった諸々の修羅場をすっ飛ばして(周囲にはそう見えたらしい。私も詳しい内情を喋る気になれなかった)離婚に至ったのを哀れまれ。(大きなお世話だ)連れられるように、一度だけ風俗にいった。
正直興味はなかったが、独りで処理するよりは気持ちいいのかな、という期待がなかったとは言えない。
連れられてきたところはファッションヘルス、というところで。
初心者の私はシステムすらよくわかってなかったのだが、本田は慣れた様子でお気に入りのコを指名してさっさと店内の奥に入ってしまった。
とりあえず、店頭に飾られた写真を見て、適当に選ぶ。
結構若いコもいるんだな?
こういう仕事してるコって、どんな事情があって従事するんだろう…
恋愛なんてする気にもなれないし、相変わらず仕事は忙しい。
持て余した性欲は、溜まれば独りで処理するだけだ。
もう長いことずっとそうだったから、別に不便も感じなかった。
寂しい…なんて感情ももうとっくに失くして。誰かに甘えたいなんて思わなかった。ただ、結局離婚だけは免れたものの、奥さんとは家庭内別居状態、という本田に、そういった諸々の修羅場をすっ飛ばして(周囲にはそう見えたらしい。私も詳しい内情を喋る気になれなかった)離婚に至ったのを哀れまれ。(大きなお世話だ)連れられるように、一度だけ風俗にいった。
正直興味はなかったが、独りで処理するよりは気持ちいいのかな、という期待がなかったとは言えない。
連れられてきたところはファッションヘルス、というところで。
初心者の私はシステムすらよくわかってなかったのだが、本田は慣れた様子でお気に入りのコを指名してさっさと店内の奥に入ってしまった。
とりあえず、店頭に飾られた写真を見て、適当に選ぶ。
結構若いコもいるんだな?
こういう仕事してるコって、どんな事情があって従事するんだろう…

