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第28章 萩原 義隆 ー 過去編 ー
シャワーを浴び終え、腰にバスタオルを巻いた状態で、再び部屋に戻って、ベッドに腰掛ける。
相手のコは、全裸で。恥ずかしそうに隠すこともない。毎日のことだからそんな演出もいちいちしてられないんだろうな…

「どんなのがお好きですかー?」

「え…っと…普通…の?」

「普通?お客様、ヘルス初めてですか?」

「あ、は、はい…」

「ウチはヘルスなんで、本番はできないんですけど?」

「本番?あ、普通の、セックス、てこと?」

「はぃー。挿入以外ならOKですよー。素股とか、フェラにしましょうか?」

「………」

いや、仕事なんだから、何がOKで何がNGかを普通に説明されているだけなんだけど、若い女の子の口から挿入だの素股だのという単語が出てくるのが居た堪れない…

「やだー、カッコイイのに、緊張しないで下さいー。カワイイー」

可愛いと言われても嬉しくもないが、笑いながら萎えかけたモノを手で扱かれる。不意に、彼女が屈み、パクリと口に咥えられた。

「あっ…」

手で握るのとは全然違う、温かく湿った感触。
にゅるにゅると舌先で弄ばれ、ビクビクと血が集まっていく。

手も遊ばせておらず、睾丸をやわやわ揉まれたり、快感から逃げようと思わず脚を浮かせた隙間に手を差し入れ、尻まで指先で揉まれる。
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