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第29章 望月 朋会
「このイヤリングつけて、このカチューシャにレースのハンカチつけて、結婚式だよって言ってたの、覚えてる?晃一くん」
「イヤリングはあんま記憶にないけど…やってたな、そんなこと。いっつも俺が新郎役で、昌希は友達ンとこ遊びに行ってるから神父さんの役やってくれる人がいないって怒ってさ。…そういやその時から俺のこと好きだったとか?」
「そうよ?今頃気付いたの?」
「……なんてぇか…女のコはマセてるな…」
晃一くんの呆れたような溜息に、つい笑ってしまう。
「女のコはごっこ遊びが好きでしょ。ていうか、男のコもヒーローごっこするじゃない。晃一くんだって仮面ライダーごっこしてたでしょ?」
「いや、それはそうだけど、その頃の好きって仲良く遊べるレベルで、男も女も関係なかった気がするんだけど…美桜は、その頃から、俺のコトをオトコとして見てた、って思うと…なんかな…」
「イヤリングはあんま記憶にないけど…やってたな、そんなこと。いっつも俺が新郎役で、昌希は友達ンとこ遊びに行ってるから神父さんの役やってくれる人がいないって怒ってさ。…そういやその時から俺のこと好きだったとか?」
「そうよ?今頃気付いたの?」
「……なんてぇか…女のコはマセてるな…」
晃一くんの呆れたような溜息に、つい笑ってしまう。
「女のコはごっこ遊びが好きでしょ。ていうか、男のコもヒーローごっこするじゃない。晃一くんだって仮面ライダーごっこしてたでしょ?」
「いや、それはそうだけど、その頃の好きって仲良く遊べるレベルで、男も女も関係なかった気がするんだけど…美桜は、その頃から、俺のコトをオトコとして見てた、って思うと…なんかな…」