この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
some more storys
第29章 望月 朋会
「嫌…?」

美桜は心配そうに小首を傾げて晃一くんの顔を覗き込む。

「嫌、ではないよ…そんなちっこいトキからオンナはオンナなんだなって思うと、そりゃ何考えてるかわかんなくても不思議じゃないな、とは思うけど。」

晃一くんがぽりぽりと頰を掻きながら目を逸らす。
そんな仕草も順ちゃんにそっくり。私は懐かしさにふふ、と微笑む。

「全く違うから、惹かれ合うのよ。でも面倒くさいのよねぇ、コレがまた。ま、その面倒くささも含めてカワイイと思たら長続きするわ。」

「でた、ともちゃんの人生の先輩語録。」

「何よそれ。」

チラッと睨みながら、美桜に向かって手を出して、イヤリングを頂戴、とジェスチャーする。

「このイヤリングは返してもらおうかな?」

美桜は私の手にイヤリングを置きながら不思議そうに聞いてきた。

「大事なものだったの?」

「美桜が欲しがるから、コレならあげてもいいわってあげたけど。高いものじゃないと思うけど、貰ったものだから、思い出は思い出なの。美桜ももうつけないでしょ?憧れの王子様と結ばれたんだから。」

/728ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ