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第30章 幕間…SS集…⑤
萩原 義隆 ーチェックメイトー
目が覚めると、見慣れない天井が視界に入った。
あぁ…そうか。ここは、ホテルだ…
手探りでベッドボードに置いた腕時計を掴み、時刻を確認する。
1時20分…
あぁ、終電ももう無いな…このまま泊まりか…あぁ、休憩のつもりで入ったから…今精算しなきゃいけないんだったかな…ラブホテルなんて20年以上来てないから、部屋に入る時もシステムがわからなくてウロウロした。とりあえず、昔はフロントに電話して部屋を出ると連絡していた気がするが、今は部屋に自動精算機があるようで。時間を過ぎたら勝手に延長になって、宿泊するなら宿泊にプラン変更しないといけない…って書いてあった気がする…
入ったのが22時半過ぎ…もうすぐ3時間経つな…プラン変更するか…とぼんやり考えながら、ふと横を見る。
及川が起きていた。
半身を起こした状態で布団抱えて身体を隠しながら、不思議そうに私を見ている。
「…萩原…部長…?」
「うん…?」
「…私…部長と…その…シた、んですか…?」
「え⁉︎」
「…じ、状況的には…その…判るん、です、けど…その…」
もじもじと布団をかき寄せながら呟く。
「…まさか…覚えてない…とか?」
及川はコクリと小さく頷いた。
…そんな…安い漫画じゃあるまいし…そんな事ってあるのか?
そんなことなら服着てしらばっくれておけばよかった…じゃなくて!…嘘だろう?
私は文字通り、空いた口が塞がらなかった。
目が覚めると、見慣れない天井が視界に入った。
あぁ…そうか。ここは、ホテルだ…
手探りでベッドボードに置いた腕時計を掴み、時刻を確認する。
1時20分…
あぁ、終電ももう無いな…このまま泊まりか…あぁ、休憩のつもりで入ったから…今精算しなきゃいけないんだったかな…ラブホテルなんて20年以上来てないから、部屋に入る時もシステムがわからなくてウロウロした。とりあえず、昔はフロントに電話して部屋を出ると連絡していた気がするが、今は部屋に自動精算機があるようで。時間を過ぎたら勝手に延長になって、宿泊するなら宿泊にプラン変更しないといけない…って書いてあった気がする…
入ったのが22時半過ぎ…もうすぐ3時間経つな…プラン変更するか…とぼんやり考えながら、ふと横を見る。
及川が起きていた。
半身を起こした状態で布団抱えて身体を隠しながら、不思議そうに私を見ている。
「…萩原…部長…?」
「うん…?」
「…私…部長と…その…シた、んですか…?」
「え⁉︎」
「…じ、状況的には…その…判るん、です、けど…その…」
もじもじと布団をかき寄せながら呟く。
「…まさか…覚えてない…とか?」
及川はコクリと小さく頷いた。
…そんな…安い漫画じゃあるまいし…そんな事ってあるのか?
そんなことなら服着てしらばっくれておけばよかった…じゃなくて!…嘘だろう?
私は文字通り、空いた口が塞がらなかった。