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第30章 幕間…SS集…⑤
望月 朋会 × 望月 健人 ー新事実ー
夕飯の後、ソファに移動し、まだいちゃついていた。
「このイヤリングねぇ、美桜が小さい時に美桜にあげたの。」
「…あげたんならなんで持ってるの?」
肩に回した手で、私の耳を弄りながらイヤリングを引っ張る健人さん。
「おもちゃと一緒にダンボールに入ってたのが今日出て来たのよ。」
「なるほど、そういうことか…僕はまた後生大事に持ってたのかと思ったよ。」
面白くなさそうに口をへの字に曲げて拗ねる健人さんはカワイイ。
私はクスクス笑いながら、イヤリングを外した。
「美桜がね。小さい頃、このイヤリングつけて、カチューシャにレースのハンカチつけて、結婚式ごっこしてたんですって。」
「女の子の遊びだな。」
「新郎役は晃一くんがやってたみたいよ。」
「何それ⁉︎」
思ったよりスゴい勢いで食いついてきたからちょっと驚く。
「だって晃一くん、よく美桜の相手してくれてたじゃない。その時でしょ。まぁ美桜はその時から晃一くんが好きだったみたいだけど。」
夕飯の後、ソファに移動し、まだいちゃついていた。
「このイヤリングねぇ、美桜が小さい時に美桜にあげたの。」
「…あげたんならなんで持ってるの?」
肩に回した手で、私の耳を弄りながらイヤリングを引っ張る健人さん。
「おもちゃと一緒にダンボールに入ってたのが今日出て来たのよ。」
「なるほど、そういうことか…僕はまた後生大事に持ってたのかと思ったよ。」
面白くなさそうに口をへの字に曲げて拗ねる健人さんはカワイイ。
私はクスクス笑いながら、イヤリングを外した。
「美桜がね。小さい頃、このイヤリングつけて、カチューシャにレースのハンカチつけて、結婚式ごっこしてたんですって。」
「女の子の遊びだな。」
「新郎役は晃一くんがやってたみたいよ。」
「何それ⁉︎」
思ったよりスゴい勢いで食いついてきたからちょっと驚く。
「だって晃一くん、よく美桜の相手してくれてたじゃない。その時でしょ。まぁ美桜はその時から晃一くんが好きだったみたいだけど。」