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第31章 吉田 理恵
12時5分、また携帯が震える。
圭吾くんから、SNSのメッセージで、『ウチの前に着いたよー』と表示された。
私はバッグを持ち、家族に声をかけて家を出る。
乗り慣れた圭吾くんの車の助手席のドアを開ける。
「おはよ。」
「ごめんね、急に予定変えちゃって…」
「いいけど、どうしたの?」
「それが…ちょっと一緒に行ってほしいトコロがあるんだ。話はそこで。」
「…うん…?」
何だろ…?
圭吾くんの車が滑らかに走り出し、しばらく走って着いたのは、カー用品店。
どこにでもある、大手のチェーン店だ。
一緒に行ってほしいトコロ、が…カー用品店?
車を乗り換えたくなって、高額な買い物だから誰かに相談したい、とかならまだしも…カー用品店に、私に相談したいようなものなんてあるのかしら…
不思議な顔をしてしまう私に、圭吾くんはさっさと駐車スペースに車を停め、こっち、と私を誘導する。
圭吾くんから、SNSのメッセージで、『ウチの前に着いたよー』と表示された。
私はバッグを持ち、家族に声をかけて家を出る。
乗り慣れた圭吾くんの車の助手席のドアを開ける。
「おはよ。」
「ごめんね、急に予定変えちゃって…」
「いいけど、どうしたの?」
「それが…ちょっと一緒に行ってほしいトコロがあるんだ。話はそこで。」
「…うん…?」
何だろ…?
圭吾くんの車が滑らかに走り出し、しばらく走って着いたのは、カー用品店。
どこにでもある、大手のチェーン店だ。
一緒に行ってほしいトコロ、が…カー用品店?
車を乗り換えたくなって、高額な買い物だから誰かに相談したい、とかならまだしも…カー用品店に、私に相談したいようなものなんてあるのかしら…
不思議な顔をしてしまう私に、圭吾くんはさっさと駐車スペースに車を停め、こっち、と私を誘導する。