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第31章 吉田 理恵

「今日も予定通りプール行くつもりだったんだけど。朝のうちにエンジンオイルだけ替えとこうと思ってココに来たら、店先で里親探してますの貼り紙見てさ…居ても立っても居られなくて。さっきも大分悩んだんだけど、やっぱ理恵ちゃんに相談してからにしようと思って…」
「…そんなこと言って…もう気持ちは決まってるんでしょう?」
私が圭吾くんを見上げてニヤリと笑うと、圭吾くんは照れたように笑った。
「かわいいコだね…」
「うん。さっきは起きててさ、目がね、オッドアイで。ゴールドとブルーなんだ。」
「へぇ…」
「じゃ、このまま引き取ってもいいですか?」
「いいですよ。ウチもいつまでも保護しとくわけにも行かないんで…」
「このゲージは…」
「あ、商品ですけど…もう使っちゃってるし売り物にはなんないんで、このまま持ってってもらっていいんじゃないのかなぁ…ちょっと店長に聞いてみますけど。」
と、立ち上がって、奥の扉から店内の方に行ってしまった。
「…そんなこと言って…もう気持ちは決まってるんでしょう?」
私が圭吾くんを見上げてニヤリと笑うと、圭吾くんは照れたように笑った。
「かわいいコだね…」
「うん。さっきは起きててさ、目がね、オッドアイで。ゴールドとブルーなんだ。」
「へぇ…」
「じゃ、このまま引き取ってもいいですか?」
「いいですよ。ウチもいつまでも保護しとくわけにも行かないんで…」
「このゲージは…」
「あ、商品ですけど…もう使っちゃってるし売り物にはなんないんで、このまま持ってってもらっていいんじゃないのかなぁ…ちょっと店長に聞いてみますけど。」
と、立ち上がって、奥の扉から店内の方に行ってしまった。

