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第31章 吉田 理恵

すぐに店長さんらしき人と一緒に戻って来て。
「あ、ゲージはそのまま持って行ってもらって大丈夫ですよ。事務所でフリーにしとくわけにいかないんで、商品ひとつ降ろしたんです。ペットを車に乗せる用のゲージなんで、使えると思いますよ。」
「いいんですか?」
「こちらこそ。早くに引き取り手が見つかって良かったです。まだまだ夜は気温も下がるし、店を閉めてる夜中が気になるから…これで安心して帰れますよ。」
店長さんはホッとした顔で笑ってくれる。
「あ、良かったらコレも持ってって下さい。もう必要ないんで…」
と、仔猫用のフードも分けてくれる。
「ありがとうございます。じゃ、このまま頂いて帰って、明日は有休取って病院行かないとな…」
「病院?…あぁ、ワクチンとか?」
「うん。」
「でも、野良さんとは思えないくらいキレイなコだね…」
「多分、近所で生まれたんだろうね…どっかの飼い猫が産んだコかもしれないけど、こうやって親からはぐれちゃうと、多分見つけるのは難しいし。これも何かの縁だよ。」
「うん。そうだね。」
「あ、ゲージはそのまま持って行ってもらって大丈夫ですよ。事務所でフリーにしとくわけにいかないんで、商品ひとつ降ろしたんです。ペットを車に乗せる用のゲージなんで、使えると思いますよ。」
「いいんですか?」
「こちらこそ。早くに引き取り手が見つかって良かったです。まだまだ夜は気温も下がるし、店を閉めてる夜中が気になるから…これで安心して帰れますよ。」
店長さんはホッとした顔で笑ってくれる。
「あ、良かったらコレも持ってって下さい。もう必要ないんで…」
と、仔猫用のフードも分けてくれる。
「ありがとうございます。じゃ、このまま頂いて帰って、明日は有休取って病院行かないとな…」
「病院?…あぁ、ワクチンとか?」
「うん。」
「でも、野良さんとは思えないくらいキレイなコだね…」
「多分、近所で生まれたんだろうね…どっかの飼い猫が産んだコかもしれないけど、こうやって親からはぐれちゃうと、多分見つけるのは難しいし。これも何かの縁だよ。」
「うん。そうだね。」

