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第31章 吉田 理恵

「右側、コレ、焼けたのかしら…」
「え?」
確かに、先っぽがちょっとチリチリになってて、短くなってる。
「エンジンルームに入っちゃってて、カー用品店で保護されてたんだよ。でもヒゲが焦げたくらいで助かったんだから、ラッキーなコだよね。」
「そうなの。じゃ、ラッキーキャット、てことで、フクちゃんでいいんじゃない?」
「え?」
「幸福、の、ふく。どう?」
「ふくちゃん、てかわいいね。」
「そうかな…なんかもっとカッコいい方が良くない?」
「煩いわよ。コタツよりマシでしょうが!」
「それは言うな!」
「いいじゃない、ふくで。ふくー。ふーちゃーん。オヤツあげましょう。」
お母さんはにゃんこを抱いてリビングに入って行っちゃって。
私たちは苦笑して後に続く。
「え?」
確かに、先っぽがちょっとチリチリになってて、短くなってる。
「エンジンルームに入っちゃってて、カー用品店で保護されてたんだよ。でもヒゲが焦げたくらいで助かったんだから、ラッキーなコだよね。」
「そうなの。じゃ、ラッキーキャット、てことで、フクちゃんでいいんじゃない?」
「え?」
「幸福、の、ふく。どう?」
「ふくちゃん、てかわいいね。」
「そうかな…なんかもっとカッコいい方が良くない?」
「煩いわよ。コタツよりマシでしょうが!」
「それは言うな!」
「いいじゃない、ふくで。ふくー。ふーちゃーん。オヤツあげましょう。」
お母さんはにゃんこを抱いてリビングに入って行っちゃって。
私たちは苦笑して後に続く。

