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第31章 吉田 理恵

「フクちゃん、もうおもちゃの虜だね。」
「いつの間にフクになったの⁉︎」
「え? ダメ?」
「…も〜…理恵ちゃんまで…定着しちゃってるじゃん…」
拗ねる圭吾くんに「お部屋に連れてって」と耳元で囁く。
「フク!おいで!」
ボールと一緒に転がりながらヒモに絡まるフクちゃんを抱き上げ、圭吾くんは二階に上がる。
お母さんも立ち上がった。
「私はちょっと出かけるわ。図書館に本返しに行かなきゃいけないし、ついでに夕飯の買い物でもしてくるわ。」
「はーい。いてらー。」
フクちゃんの鼻先に子猫用のミルクを入れた哺乳瓶を寄せるとフンフンと匂いを嗅いで、ペロッと舐めた。
そのままちゅくちゅくと口の端からミルクをこぼしながら吸い付く姿は本当に可愛くて。
しばらく無心でミルクを飲んでいたけど、哺乳瓶が空になる頃にはお腹がポンポンに膨らんでいた。
「昨日はキャットフード食べたのかしら…」
「ん〜…仔猫飼ったことある人いなかったんだろうね…まだ生後1ヶ月程度じゃないかと思うんだよね…まぁ仔猫用のフード食べれなくはないだろうけどまだミルク離れできてないっぽいよ。ま、貰ったフードも徐々に食べれるようになるだろうけど…」
「いつの間にフクになったの⁉︎」
「え? ダメ?」
「…も〜…理恵ちゃんまで…定着しちゃってるじゃん…」
拗ねる圭吾くんに「お部屋に連れてって」と耳元で囁く。
「フク!おいで!」
ボールと一緒に転がりながらヒモに絡まるフクちゃんを抱き上げ、圭吾くんは二階に上がる。
お母さんも立ち上がった。
「私はちょっと出かけるわ。図書館に本返しに行かなきゃいけないし、ついでに夕飯の買い物でもしてくるわ。」
「はーい。いてらー。」
フクちゃんの鼻先に子猫用のミルクを入れた哺乳瓶を寄せるとフンフンと匂いを嗅いで、ペロッと舐めた。
そのままちゅくちゅくと口の端からミルクをこぼしながら吸い付く姿は本当に可愛くて。
しばらく無心でミルクを飲んでいたけど、哺乳瓶が空になる頃にはお腹がポンポンに膨らんでいた。
「昨日はキャットフード食べたのかしら…」
「ん〜…仔猫飼ったことある人いなかったんだろうね…まだ生後1ヶ月程度じゃないかと思うんだよね…まぁ仔猫用のフード食べれなくはないだろうけどまだミルク離れできてないっぽいよ。ま、貰ったフードも徐々に食べれるようになるだろうけど…」

