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第33章 市八
「あれ、寝ちゃってた…」

「おぅ。もう飯食ったしよ。信もきぬも起きねぇだろうから偶にゃあ俺も構ってくれよ」

そう言って放り出したままの乳に吸い付いた。

「いやだ市っちゃん…乳が出るよ…」

「じゃコッチだけでいいや」

湯文字の中に手を忍ばせ、片脚を抱えるように己の腰に乗せる。
その間に腰を押し付ける。

「ん…やぁ…」

「嫌か?」

「やるならちゃんとやってよ…」

「けど二人が起きちまうだろ?声は出すなよ」

「市っちゃんの意地悪…」

焦らされて甘い声を出すサヨに上唇を舐め上げ、ニヤリと笑った。

下帯を片手で解き、弾け出したモノを指で慣らした秘所に充てがう。尚も焦らすように亀裂にあてがった先端を、その溝に沿って滑らせるように動かす。弾力のある先端部はくちゅ、くちゅ、と粘るような音を立て始めた。
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