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第34章 芳川 翠 ー
ゆっくりと時間をかけて、お湯を口に含み、飲み込む。
味はついてないハズなのに、なんだか少し甘く感じる。
両手でマグカップを包む手もあったかいし、飲み込むと、じわっと喉から奥があったかくなって。
あぁ、お湯って、美味しいな、って素直に思った。
お茶でもジュースでもない、ただのお湯。
ただのお湯、のハズなんだけど、すごく優しく感じる…
コレって、てっちゃんが淹れてくれたから、なのかな。
てっちゃんが、私の身体があったまるように持って来てくれた、その気持ちなのかも知れない…
そんなことを考えながら、お湯を飲み干した。
身体がほっこりあったかくなって。
またてっちゃんの肩に頭を預ける。
てっちゃんはしっかり包むように抱っこしてくれて。
「俺は、翠とずっと一緒に居たい。調子の良い時だけ、楽しむ関係じゃなく、辛い時も、苦しい時も、支え合えるような、関係になりたい。2人でいろんなことを分かち合って、生きていきたい。」
味はついてないハズなのに、なんだか少し甘く感じる。
両手でマグカップを包む手もあったかいし、飲み込むと、じわっと喉から奥があったかくなって。
あぁ、お湯って、美味しいな、って素直に思った。
お茶でもジュースでもない、ただのお湯。
ただのお湯、のハズなんだけど、すごく優しく感じる…
コレって、てっちゃんが淹れてくれたから、なのかな。
てっちゃんが、私の身体があったまるように持って来てくれた、その気持ちなのかも知れない…
そんなことを考えながら、お湯を飲み干した。
身体がほっこりあったかくなって。
またてっちゃんの肩に頭を預ける。
てっちゃんはしっかり包むように抱っこしてくれて。
「俺は、翠とずっと一緒に居たい。調子の良い時だけ、楽しむ関係じゃなく、辛い時も、苦しい時も、支え合えるような、関係になりたい。2人でいろんなことを分かち合って、生きていきたい。」