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第35章 新田 桜子
「そんなのあるんだ…流石白河家は違うな…」

「バブルの時代だもの。当時は祖父の会社も羽振りが良くてね。たった1人の孫娘に粗末な着物なんか着せられるか!って手描きの加賀友禅よ。今作ったら幾らするのかわからないってお母さんには言われてるわ。もう手描きの作家さんが減ってるからね。」

「益々凄いな…」

「ママ、写真とかないの?古臭いのとかバブリーなのはイヤよ?」

「着物には古典柄って、昔からおめでたいデザインに使う模様っていうのがあるの。そんないやらしくも地味でもないわ。そりゃ今の流行とは違うでしょうけど、イコールダサい、てことにはならないと思うわ。私の写真は家にはあると思うけど、それこそ時代が時代だから今見ると可笑しいかもね。まぁ着物自体は流行り廃りのない柄のハズだし、小物やヘアスタイルで今風に出来るはずだから、見てみればいいんじゃない?」

「うん!」

誠大にやりこめられた満希が、顔を上げて笑った。
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