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第35章 新田 桜子
私は携帯を出し、お母さんの携帯に電話をかけた。
『もしもし?どうしたの?』
「こんばんは。あのね、私の振袖って、すぐ出せるもの?満希が見たいって言ってるんだけど…」
『振袖? もちろん!もうそんな話してるの?満希ちゃんまだ中学生でしょう?』
「勿論着るのはまだ先だけど。仲のいい友達のお姉さんが成人式を控えて、呉服屋さんの展示会に行くって話を聞いて羨ましくなったみたい。」
『写真じゃダメなの?』
「写真も見せてもいいけど、ほら、私の成人式の頃って、時代が時代じゃない。きっと写真だけ見せてもコレがイイ!とはならないと思うのよね…」
『まぁ、バブルの頃だもんねぇ…ま、カビてはないと思うけど、ちょっと出してみましょうか。いつ来るの?』
「あ、お正月の2日にはそっちに行くし…その時でいいんだけど…」
『そうなの?わかったわ。』
私はそこで電話を切った。
『もしもし?どうしたの?』
「こんばんは。あのね、私の振袖って、すぐ出せるもの?満希が見たいって言ってるんだけど…」
『振袖? もちろん!もうそんな話してるの?満希ちゃんまだ中学生でしょう?』
「勿論着るのはまだ先だけど。仲のいい友達のお姉さんが成人式を控えて、呉服屋さんの展示会に行くって話を聞いて羨ましくなったみたい。」
『写真じゃダメなの?』
「写真も見せてもいいけど、ほら、私の成人式の頃って、時代が時代じゃない。きっと写真だけ見せてもコレがイイ!とはならないと思うのよね…」
『まぁ、バブルの頃だもんねぇ…ま、カビてはないと思うけど、ちょっと出してみましょうか。いつ来るの?』
「あ、お正月の2日にはそっちに行くし…その時でいいんだけど…」
『そうなの?わかったわ。』
私はそこで電話を切った。