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第35章 新田 桜子
「そんな昔に見られてたなんてね。なんだか恥ずかしいわ…」
「俺だってまさかだよ。友達と馬鹿騒ぎしてた頃同じ場所に居たなんてさ。しかもミスコン2連覇だって!って騒いでた美人と結婚してるなんてな。コレ大野に教えたら驚くだろうな〜」
「大野さんていうの?今でも付き合いあるの?」
「年賀状やら同窓会だけだけどね。ほとんど会ってないけど、きっと覚えてると思うよ。」
「そうかしら?」
苦笑していたら、お母さんが寒い寒い、と両腕を抱くように摩りながら入ってきた。
「納戸が寒いったら!さ、満希ちゃん、和室に着物出したわよ。着せたげるからいらっしゃい。」
「え、今着るの?」
「お正月だし、いいじゃない。但し私の着付けだから試着程度よ?外に出ていける程きちんとは着せてあげられないと思うわ。もう何年もやってないし…」
お母さんが笑うから私もいっしょについて行った。
「俺だってまさかだよ。友達と馬鹿騒ぎしてた頃同じ場所に居たなんてさ。しかもミスコン2連覇だって!って騒いでた美人と結婚してるなんてな。コレ大野に教えたら驚くだろうな〜」
「大野さんていうの?今でも付き合いあるの?」
「年賀状やら同窓会だけだけどね。ほとんど会ってないけど、きっと覚えてると思うよ。」
「そうかしら?」
苦笑していたら、お母さんが寒い寒い、と両腕を抱くように摩りながら入ってきた。
「納戸が寒いったら!さ、満希ちゃん、和室に着物出したわよ。着せたげるからいらっしゃい。」
「え、今着るの?」
「お正月だし、いいじゃない。但し私の着付けだから試着程度よ?外に出ていける程きちんとは着せてあげられないと思うわ。もう何年もやってないし…」
お母さんが笑うから私もいっしょについて行った。