この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
some more storys
第36章 間宮 涼香
龍沢さんが連れてきてくれたのは、創作和食のお店。
落ち着いた雰囲気で、カウンターの後ろには色んなデザインの一升瓶が所狭しと並んでいる。それだけで壮観だった。

いきなり小振りな升に嵌ったぐい呑が出てきて、夏なのに熱燗⁉︎
と思ったら、中身はお出汁だった。
カウンターの中の板前さんが、

「だしを最初に飲んでいただくと、おなかがいい具合に温まるんで、次の料理に進んでいただきやすいんです。暑い時期はどうしても冷たいモノばっかり選びがちになるでしょ。」

と、私の疑問を汲み取ったように笑った。
言われるままにお出汁をひとくち飲むと、ホントにじんわり温まって落ち着く。外の暑さと室内の冷房に交互に晒されるこの時期、意外に身体は冷えてるんだな、と感じた。

龍沢さんはその突き出しの後、食前酒に灘の大吟醸のひとつチョイスし、それは江戸切子のキレイなグラスで出てきた。

キレイなカットが入ったグラスは、底が丸くて、自立しないデザイン。それを木製のスタンドに嵌る感じでテーブルに置くタイプ。
/728ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ