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第36章 間宮 涼香
食事が終わり、席を立つとき、おろしたての新しい靴が足に馴染んでなくて、少しヨロけた。
龍沢さんは、おっ、と抱き止めてくれて。
「大丈夫?涼香ちゃん顔変わらないから酔ってないかと思ったけど、呑ませ過ぎたかな…」
いえ全然大丈夫ですが…いや、待って?ココはちょっとくらい酔ったフリするべきかしら…ザルなオンナって可愛くない?
「お酒もお料理も、すっごく美味しくて…ちょっと呑みすぎた、かな?」
龍沢さんは当然のようにお会計も済ませてくれて。
「送っていくけど…直ぐタクシー乗って大丈夫かな?酔い回りそう?」
「…車…乗りたくない、かも…」
酔いが回りそうだから、ではなくて、単に帰りたくないだけだけど…
「そっか…どっかで酔い覚まそうか。」
龍沢さんは私を支えて歩いてくれた。
酔って足元がおぼつかないわけではないけど、靴が慣れなくて歩きにくいから、寄りかからせて貰えるのは普通に嬉しかった。
龍沢さんは、おっ、と抱き止めてくれて。
「大丈夫?涼香ちゃん顔変わらないから酔ってないかと思ったけど、呑ませ過ぎたかな…」
いえ全然大丈夫ですが…いや、待って?ココはちょっとくらい酔ったフリするべきかしら…ザルなオンナって可愛くない?
「お酒もお料理も、すっごく美味しくて…ちょっと呑みすぎた、かな?」
龍沢さんは当然のようにお会計も済ませてくれて。
「送っていくけど…直ぐタクシー乗って大丈夫かな?酔い回りそう?」
「…車…乗りたくない、かも…」
酔いが回りそうだから、ではなくて、単に帰りたくないだけだけど…
「そっか…どっかで酔い覚まそうか。」
龍沢さんは私を支えて歩いてくれた。
酔って足元がおぼつかないわけではないけど、靴が慣れなくて歩きにくいから、寄りかからせて貰えるのは普通に嬉しかった。