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第36章 間宮 涼香
「子供の頃から、運動会はギリギリ来てくれるけど、それ以降冬の間はどこにも行けなかった。お正月に旅行したりする友達を羨ましく思ったこともあるわ。だけど、それでもお父さんがサラリーマンだったらよかったなんて一度も思った事ない!お爺ちゃんやお父さんの仕事を誇りに思ってるし、守りたい、支えたいと思ってる!」
龍沢さんはふぅ、とため息ををついた。
「いい加減な付き合いするわけにいかないから…異性として見ないようにセーブしてたのに…」
「真剣な交際をして。遊ばれるのは私も嫌。」
「…涼香ちゃん、全然酔ってないじゃないか…」
「あのくらいで酔えるほど可愛いオンナじゃないの。ザルなオンナは嫌?」
実際、そんな文句で振られたこともある。彼氏がベロベロに酔っ払ってるのに私が平然としてたら、オンナのコは甘いお酒を舐めるように呑んで酔っ払うくらいが可愛い、て言われて。
そんなもんオンナだから甘いお酒しか呑まないなんて決めつけて欲しくないし、アルコールの分解速度だって自分でコントロールできるわけじゃない。ムリ言わないで、と一蹴して別れた。
龍沢さんはふぅ、とため息ををついた。
「いい加減な付き合いするわけにいかないから…異性として見ないようにセーブしてたのに…」
「真剣な交際をして。遊ばれるのは私も嫌。」
「…涼香ちゃん、全然酔ってないじゃないか…」
「あのくらいで酔えるほど可愛いオンナじゃないの。ザルなオンナは嫌?」
実際、そんな文句で振られたこともある。彼氏がベロベロに酔っ払ってるのに私が平然としてたら、オンナのコは甘いお酒を舐めるように呑んで酔っ払うくらいが可愛い、て言われて。
そんなもんオンナだから甘いお酒しか呑まないなんて決めつけて欲しくないし、アルコールの分解速度だって自分でコントロールできるわけじゃない。ムリ言わないで、と一蹴して別れた。