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第36章 間宮 涼香
龍沢さんは携帯を引き寄せ、時間を確認する。
「…11時…か…どうする? 少し休んで帰る?それとも朝まで眠る?」
「…このまま朝まで一緒に居たい」
「社長と奥さんが心配するんじゃない?大丈夫?」
「…大丈夫。お母さんには龍沢さんとデートだって言って来たから。帰ってこなれけば察してくれるわよ。」
「…マジか…社長にももう伝わってる…?」
「多分ね。」
「…明後日出勤するのが怖い…」
「摘み食いのつもりなら怖いでしょうけど。真剣な交際なら大丈夫よ。」
「…言うねェ…」
龍沢さんはふふっと笑って。
「涼香ちゃんには敵わないな…」
と呟いた。
「龍沢さん。最高の誕生日をありがとう。」
「え?涼香ちゃん誕生日なの?」
「うん。今日で23歳になりました。」
「そんなのもっと早く言ってくれればよかったのに…」
私はううん、とかぶりを振る。
「初恋を成就させてくれたんだもの。こんな最高のプレゼントないわ。」
「…お粗末さまでした…」
龍沢さんは照れたように笑って。
私たちはそのまま抱き合って、朝まで眠った。
「…11時…か…どうする? 少し休んで帰る?それとも朝まで眠る?」
「…このまま朝まで一緒に居たい」
「社長と奥さんが心配するんじゃない?大丈夫?」
「…大丈夫。お母さんには龍沢さんとデートだって言って来たから。帰ってこなれけば察してくれるわよ。」
「…マジか…社長にももう伝わってる…?」
「多分ね。」
「…明後日出勤するのが怖い…」
「摘み食いのつもりなら怖いでしょうけど。真剣な交際なら大丈夫よ。」
「…言うねェ…」
龍沢さんはふふっと笑って。
「涼香ちゃんには敵わないな…」
と呟いた。
「龍沢さん。最高の誕生日をありがとう。」
「え?涼香ちゃん誕生日なの?」
「うん。今日で23歳になりました。」
「そんなのもっと早く言ってくれればよかったのに…」
私はううん、とかぶりを振る。
「初恋を成就させてくれたんだもの。こんな最高のプレゼントないわ。」
「…お粗末さまでした…」
龍沢さんは照れたように笑って。
私たちはそのまま抱き合って、朝まで眠った。