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第36章 間宮 涼香
朝、まだ龍沢さんが寝てる間にそろそろと起き出し、服を着た。
キッチンの中と冷蔵庫を物色する。
なるべく水音を立てないように注意しながらお米を研いで炊飯器にセットし、シンク下の籠に入ってたじゃがいもと玉ねぎを薄く切ってお味噌汁を作る。煮干しも鰹節も見当たらなかったから冷蔵庫にあった白だしを少し入れ、お味噌も控えめに味を見ながらちょっとずつ加える。
炊飯器の横にお茶漬けの素だの潮吹き昆布だのご飯のトモを見つけ、冷蔵庫にあったキュウリをスライスしてお酢と潮吹き昆布で浅漬けに。
あと一品は…卵焼きでいいか。
卵焼き器がないからフライパンで卵焼きを焼く。
冷蔵庫にあった納豆も2パック開けて混ぜ、刻んだネギと醤油で味付けをする。
もうそろそろご飯が炊けるかしら、と時間を確認すると、炊き上がりまであと3分。
布団を見ると龍沢さんがごそごそと寝返りを打ち、起き上がったところだった。
「ん……何かいい匂いがする…」
寝ぼけた声でぼんやりとこちらを見上げる龍沢さんが可愛い。
龍沢さんはやっとはっきり目覚めたようで。
「え?もしかして朝飯作ってくれたの?」
と驚いた。ちょうどその時、ご飯が炊き上がって、炊飯器の軽やかなメロディーが響く。
キッチンの中と冷蔵庫を物色する。
なるべく水音を立てないように注意しながらお米を研いで炊飯器にセットし、シンク下の籠に入ってたじゃがいもと玉ねぎを薄く切ってお味噌汁を作る。煮干しも鰹節も見当たらなかったから冷蔵庫にあった白だしを少し入れ、お味噌も控えめに味を見ながらちょっとずつ加える。
炊飯器の横にお茶漬けの素だの潮吹き昆布だのご飯のトモを見つけ、冷蔵庫にあったキュウリをスライスしてお酢と潮吹き昆布で浅漬けに。
あと一品は…卵焼きでいいか。
卵焼き器がないからフライパンで卵焼きを焼く。
冷蔵庫にあった納豆も2パック開けて混ぜ、刻んだネギと醤油で味付けをする。
もうそろそろご飯が炊けるかしら、と時間を確認すると、炊き上がりまであと3分。
布団を見ると龍沢さんがごそごそと寝返りを打ち、起き上がったところだった。
「ん……何かいい匂いがする…」
寝ぼけた声でぼんやりとこちらを見上げる龍沢さんが可愛い。
龍沢さんはやっとはっきり目覚めたようで。
「え?もしかして朝飯作ってくれたの?」
と驚いた。ちょうどその時、ご飯が炊き上がって、炊飯器の軽やかなメロディーが響く。