この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
some more storys
第36章 間宮 涼香
朝、まだ龍沢さんが寝てる間にそろそろと起き出し、服を着た。

キッチンの中と冷蔵庫を物色する。

なるべく水音を立てないように注意しながらお米を研いで炊飯器にセットし、シンク下の籠に入ってたじゃがいもと玉ねぎを薄く切ってお味噌汁を作る。煮干しも鰹節も見当たらなかったから冷蔵庫にあった白だしを少し入れ、お味噌も控えめに味を見ながらちょっとずつ加える。

炊飯器の横にお茶漬けの素だの潮吹き昆布だのご飯のトモを見つけ、冷蔵庫にあったキュウリをスライスしてお酢と潮吹き昆布で浅漬けに。

あと一品は…卵焼きでいいか。

卵焼き器がないからフライパンで卵焼きを焼く。

冷蔵庫にあった納豆も2パック開けて混ぜ、刻んだネギと醤油で味付けをする。

もうそろそろご飯が炊けるかしら、と時間を確認すると、炊き上がりまであと3分。

布団を見ると龍沢さんがごそごそと寝返りを打ち、起き上がったところだった。

「ん……何かいい匂いがする…」

寝ぼけた声でぼんやりとこちらを見上げる龍沢さんが可愛い。
龍沢さんはやっとはっきり目覚めたようで。

「え?もしかして朝飯作ってくれたの?」

と驚いた。ちょうどその時、ご飯が炊き上がって、炊飯器の軽やかなメロディーが響く。
/728ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ