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第39章 新田　誠治の憂鬱

そんな毎日を送りつつ。

週末の金曜日、会社の新入社員歓迎会があって。
久々に会社の呑み会。

昔は所帯も大きかったから、新入社員の数も多くて営業部だけで歓迎会してたけど、ここ最近は人数も少なくて、大阪本社全体でも人数が知れてる。
しかも長時間拘束するとコンプラだのなんだの煩いから、一次会だけでサクッと解散させなきゃいけなくて。

人数が多くなると皆で話すのも難しいから、結局、新入社員の他は課長、係長、教育係になる社員＋αの事務員、くらいで参加者を絞り、総務も一緒に行く。新入社員は営業も総務もいるから、そいつらを固めて、最低限顔くらい覚えておいた方がいいメンツを揃える感じ。

役職者ばっかで囲んで、新入社員が萎縮しても困るし、パワハラだのアルハラだのと呟かれるのが一番コワイやつだから、クッションとして教育係と、花を添える事務員のお姉さんも連れてく。