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第40章 芳川 翠ー挨拶ー
襖が少し開いて、誰かが入ってくる、と思ったらきっちり僧衣を着込んだ50代くらいのお坊さん…お父様…住職様?と、お兄さんが入ってきて。
後に着物を着たお婆さんと、お母さん、お義姉さん?が続く。最後にまたおじさんが入ってきたけど、その人はスラックスにソフトジャケット、という格好で、お坊さんっぽくない。でも、顔立ちはてっちゃんやお兄さんとも似たところがあって、家族なんだろうなぁ、と思った。え?待って、ご両親とお兄さん夫婦とお祖母さん、て言ってたのに、誰なのこの人…
と思ってたら、順番に向かい側に座っていく。
すぐに、さっきとは違う見習いの人、がお茶を出してくれた。
私から挨拶するべき?とタイミングを測っていたら、お父様が苦笑する。
「そんなに畏まらずとも。初めまして。徹匠の父で、この寺の住職を務めさせて頂いております、孝徳(コウトク)と申します。」
お父様から頭を下げられた!
「お初にお目にかかります!芳川 翠と申します!」
慌てて頭を下げたら、座卓にゴツッと額をぶつけてしまう。
てっちゃんが思わず噴き出して、翠、大丈夫?と聞いてくれた。
「お父さん、お母さん、兄さん、姉さん、お祖母さま、伯父さん、こちら、芳川 翠さん。高校の時の同級生で、去年から交際させて頂いてます。」
と紹介してくれる。
後に着物を着たお婆さんと、お母さん、お義姉さん?が続く。最後にまたおじさんが入ってきたけど、その人はスラックスにソフトジャケット、という格好で、お坊さんっぽくない。でも、顔立ちはてっちゃんやお兄さんとも似たところがあって、家族なんだろうなぁ、と思った。え?待って、ご両親とお兄さん夫婦とお祖母さん、て言ってたのに、誰なのこの人…
と思ってたら、順番に向かい側に座っていく。
すぐに、さっきとは違う見習いの人、がお茶を出してくれた。
私から挨拶するべき?とタイミングを測っていたら、お父様が苦笑する。
「そんなに畏まらずとも。初めまして。徹匠の父で、この寺の住職を務めさせて頂いております、孝徳(コウトク)と申します。」
お父様から頭を下げられた!
「お初にお目にかかります!芳川 翠と申します!」
慌てて頭を下げたら、座卓にゴツッと額をぶつけてしまう。
てっちゃんが思わず噴き出して、翠、大丈夫?と聞いてくれた。
「お父さん、お母さん、兄さん、姉さん、お祖母さま、伯父さん、こちら、芳川 翠さん。高校の時の同級生で、去年から交際させて頂いてます。」
と紹介してくれる。