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第40章 芳川 翠ー挨拶ー
「年末、徹匠の家に予定表を持っていったときにね。」

どうも、と再度頭を下げた。続けてお母様。

「母で、住職の妻の貴和子(キワコ)と申します。」

「永匠様の妻の玲香(レイカ)と申します。」

「祖母の八千代です。どうぞ宜しくお願い致します。」

と、ここまで来て、最後のおじさんの番になる。おじさん…て言ってたよね…

「伯父の啓匠(ケイショウ)です。普段は京都に居ます。今日はたまたま帰ってきてまして。まさか徹ちゃんの彼女にお会い出来るとは思ってもみませんでした。」

にこやかに笑ってるけど、この人もてっちゃんって呼ぶんだ…おじさん…てことはお父様の弟さん…?にしては歳上っぽいし…お兄さんなら跡継ぎじゃなかったのかしら…名前はショウ、てついてて関連ありそうだけど…あれ?お父様、名前の感じがちょっと違ったな…まぁ、気になるのそこ?てレベルの違和感だし…とスルーした。
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