この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
some more storys
第5章 井上 翔太
「井上くんは大丈夫やろ。大阪でもしっかりやっとってんし。まぁ販路自体が違うから最初は面食らうやろうけど、慣れたら大丈夫よ。まぁ、オトコには厳しい人も多いけどな。」
そう言ってカラカラと笑う。
そうか、この人は女性であることを上手に利用してるんだ。
それはもちろん、セクハラと紙一重なんだろうけど。上手にかわして、みんなを味方につけてる。
彼女の魅力がわかった気がした。
けど、俺には真似できそうにないけど。
「笑顔やで、え、が、お。笑顔は仕事の潤滑剤。相手も人間なんやから、仏頂面でまくしたてられんのより、笑顔で楽しくお話しできた方が、気ぃよく仕事できるやろ?いい人間関係を築いて、この人の為に一肌脱いだろう、って思わせたらコッチの勝ち。井上くんならできるよ。男前やし。」
そう言って、ニィッと笑った。
この満面の笑顔。
この笑顔を見るかぎりでは、トップセラーどころか、先輩にすら見えない。あどけない子供みたいだ。
辻本さんもカラッとしてて、可愛いんだけど。でもこの人はまた違う。決して美人ではないんだけど、なんと言うか、愛嬌たっぷりだった。
今まで、俺の周りにはあまり見かけないタイプだった。周りまでパッと明るくしてしまうような…まるで、向日葵みたいだな、と何となく思った。
そう言ってカラカラと笑う。
そうか、この人は女性であることを上手に利用してるんだ。
それはもちろん、セクハラと紙一重なんだろうけど。上手にかわして、みんなを味方につけてる。
彼女の魅力がわかった気がした。
けど、俺には真似できそうにないけど。
「笑顔やで、え、が、お。笑顔は仕事の潤滑剤。相手も人間なんやから、仏頂面でまくしたてられんのより、笑顔で楽しくお話しできた方が、気ぃよく仕事できるやろ?いい人間関係を築いて、この人の為に一肌脱いだろう、って思わせたらコッチの勝ち。井上くんならできるよ。男前やし。」
そう言って、ニィッと笑った。
この満面の笑顔。
この笑顔を見るかぎりでは、トップセラーどころか、先輩にすら見えない。あどけない子供みたいだ。
辻本さんもカラッとしてて、可愛いんだけど。でもこの人はまた違う。決して美人ではないんだけど、なんと言うか、愛嬌たっぷりだった。
今まで、俺の周りにはあまり見かけないタイプだった。周りまでパッと明るくしてしまうような…まるで、向日葵みたいだな、と何となく思った。