この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
some more storys
第5章 井上 翔太
そんなことを考える自分に、イカンイカン、とかぶりを振る。
追求すると場所が場所だけに自制が効かなくなったら困る。
これは、きっと、シチュエーションマジック。
そうに違いない。
虚しい抵抗だと分かってはいるけれど。

なんとか場の空気変えようとするうち、俺はとても腹が減っていることに気づいた。
そういや晩メシ食べてないもんなぁ。当たり前か。

コンビニ、には今更行けない。んー、と悩んでいると、ドレッサーの卓上に、ルームサービスのメニューがあることに気づいた。

このテの場所で、何か食べるという概念がなかったから、食事が注文できるなんて知らなかった。

デリバリーピザが頼めるのか。
どうやって受け取るんだろう?と色々見ていると、玄関?というか、部屋の入り口のドアの横に、小窓があって、そこから受け取るらしかった。
なるほど。刑務所みてぇ。
て実際刑務所入ったことないからよく知らないけど。
支払いは…部屋代に加算されるシステムのようだ。

理屈がわかると、俄然ピザが食いたくなってきた。

「小鳥遊さん、俺、めっちゃ腹が減ってるんですけど、ピザ頼みません?あ、そんな気分じゃないか…えっと、頼んでもいいですか…?」

小鳥遊さんはまたプッと吹き出し、

「うん、えぇね。私もなんかお腹すいてきたわ。」

と小首を傾げて微笑んだ。
やっぱ、可愛い。
ピザとサイドメニューとドリンクを注文し、改めて椅子に座り直す。
/728ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ