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マッサージで陥落したツンデレ美母
第1章 渋滞
理沙は実年齢は45歳だが絶対にそうは見えない。一方で明彦はまだ大学3年生だが大人びて見える。

理沙が上京してファミレスで二人で談笑していたとき、たまたま同じ店にいた明彦の友人がレジの方に行くのでテーブルの横を通りかかった。

明彦が声をかけると

「おー、ちょうどよかった。電話しようと思ってたところなんだよ。俺、先週の経済の授業さぼちゃってさ。ノート、コピーさせてくんない」

「いいけど、こんど昼飯ぐらい奢ってくれよな」

「了解。恩にきるわ」と言うと、友人は理沙の方に向かって

「すみません、デートのお邪魔をしちゃいまして」

とぺこりとお辞儀をした。

理沙は目が点になりながら少し頬を赤らめている。

「いや、この人は俺の母親なんだけど」と明彦が言うと、

「え、マジすか。す、すみません。いやあまりにもお美しいので……明彦君にいつもお世話になってる宮田です」
と友人は言い残してバツが悪そうに去って行った。

「バカか、あいつは」

「で、でもわたしはちょっぴり嬉しいな」

と理沙は頬を赤らめた。

学生時代にはアルバイトでモデルもやったことがある。容姿には自身があるので、そう言われると嬉しくなくはない。
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